毒草を食べてみた
植松黎 著 文春新書 これは、ハーブ教室をしているから勉強のために・・ そんな理由ではなく、単に面白そうなので読んだ本です。 身近に沢山毒草があることや、殺人に使われる恐ろしい毒草と 思われてるものも、全部の種類が毒草ではなく一部であったりと とても興味深く読みました。 そして、この本を読む事で、身近な植物の毒性について 意識を持つようになる、良いきっかけになると思って 一時期、ハーブ教室の生徒さんたちにお薦めしていたことがあります。 今、この本をご存知ない生徒さんが大半になってきて いろいろな意味で感慨深いものがあります。 大して役にも立たない私のハーブ教室を楽しみに してくださって長くお付き合いくださる方 新しいお仲間ですが、ご自身で植物に関心を持って どんどん取り入れて暮らしを楽しまれる方 去る人あり、また来る人があり 趣味の集まりというのは本来こういうものだと思います。 |
![]() 昨年のJHSセミナーで ラ・ロシェル南青山の石井シェフのお話しをきいて とても勉強になりました。 それ以来、プロの料理人の方のハーブ使いや ハーブへのこだわりに興味津々 ついにこんな月刊誌まで。 そして、当たり前ですが、一流の料理人は生産者にどんなにこだわっているかも知りました。 私が作るのは家庭料理というジャンル。 でもそれを伝えるためには、プロ仕様の知識も有った方がいいと思うのは 若い頃に先輩から教えられた 「1時間の授業のために10倍の準備を。無駄と思える9を生徒は見抜く。」という言葉かも知れません。 な~んて言ってますが 「それを重ねて力をつければ準備をしなくても良い授業が出来る」 に、甘えて緊張感も薄れ、そんな自分をもう一度鍛え直したいと、ゆったりした時間を持つようにしています。 講座の機会も減りましたが、ハーブサミットを通じて愛媛にも沢山の魅力的なアロマやハーブの講師の方がいらっしゃることを知る事が出来ましたので、安心してのんびり出来そうです。 |
![]() ずっと昔に読んだ、「明日はもっと素敵な日」という短編集の中に 「秘密のハーブ」というお話があります。 読み始めてすぐに、結末がわかりましたが、胸熱くなる結末を 楽しみに読み進めました。 マーサが、母親から引き継いで使っている「秘密のハーブ」と書かれた小瓶。 夫のベンも、マーサのお料理が美味しいのはその「秘密のハーブ」の効果だと 信じていますし、きっとマーサの祖母も曾祖母も使っていたに違いないと睨んでいました。 ただ、マーサ以外は絶対に開けてはならない小瓶だったのです。 これから読まれる方もいらっしゃると思いますので、結末は書きませんが 先日来、ここで話題になっているストウプのお鍋も 「秘密のハーブ」だと私は思います。 主婦の家事労働を軽視し、キャリアを持ってバリバリ働くことを推奨する 風潮がありますが、家族に美味しいものを食べさせるということは 地球上でもっとも大事なこと、って、オーバーすぎますが、私はそう思います。 人は美味しいものを食べたときに、幸せを感じます。 高価な食材でなくても、作る人の愛情や手間のかかった料理は人を幸せにします。 そして、ハーブは愛そのものです。 ハーブを暮らしに取り入れていくことは、暮らしや家族、周囲の人を愛することです。 愛があれば、きっと人が喜ぶ美味しいハーブを見つけることができますよ! |
|