![]() 公開された時に、友人に誘ってもらったのですが エイリアンものと思って、好みではなかったので行きませんでした。 TVで放映されたので、観るかどうかはわからないけれど・・と思いつつ 録画しておきました。 映像の美しさに感激しました。 CGだ、作り物だ、という人もいますが、でも友禅は作り物ですが美しいですよね。 作り物でも美しいものは美しいです。 ネイティブアメリカンと開拓民を彷彿とさせる映画でした。 昔のアメリカ映画は、インディアンを野蛮人として悪役に仕立てていましたが この映画では、自然と共存して生きる現地人を善 侵略者を悪として描いていました。 獲物に感謝して、祈りを捧げるところ、自然を神として 敬虔な気持ちで崇めるところなど、インディアンの人たちそのものでした。 また、インディアンは、無駄な殺生を慎み 生きるために殺す動物には無用の苦しみを与えないよう 最後の一撃により、永遠に苦しみから解放するということが守られていました。 インディアンに古くから伝わる言い伝えがあります。 地球が病んで 動物たちが姿を消し始めるとき まさにそのとき みんなを救うために 虹の戦士があらわれる そのことを伝える1冊の本があります。 ![]() 伝説を老婆が少年に伝えるという形で書かれているものです。 少年は老婆に問います。なぜ白人はここにやってきて 我々は彼らに負けてしまったのか、と。 老婆は 白人は白人しか住んでいないところからここへ来た。 彼らはここへやってくる必要があったのだ。 彼らはここで他の人種のことを学び、彼らと共に この地で生きることを学ぶために、ここへ送られた と教えます。 みなが昔のことを忘れて「ほうけ」はじめた まさにその時東の方より1本の偉大なる光がさしこんで来る 光は何人かのインディアンのハートに届き 彼らは人種と人種の間に愛を拡げるだけでなく 宗教の間にも愛を広げていく アバターで主人公が乗る虹色の生き物がまさにこの虹の戦士の乗り物のように思いました。 アバターのような映画ができたこと自体が、 白人が学びを始めたことに違いないと思うのです。 私がインディアンに興味を持ったのは スヌーピーの映画に出てきた小さな楽器でした。 口にくわえて、ビヨヨヨ~ンと鳴る楽器の音に心惹かれ口琴という楽器を知りました。 そしてアイヌの伝統的な楽器ムックリを知り マイノリティの人たちの、生きる「能力」に感動し、 インディアンの人たちの生き方にも興味を持ちました。 私たちは、お店や警察が無ければ、生きることも身の安全を確保することもできませんが、 彼らは一人原野に放り出されても生きていく知恵や力を持っています。 私たちも嘗てはできていたことを、傲慢に捨てて行った結果 彼らから教えてもらわなければいけないところまで「無力」になってしまったと思います。 口琴についてはこちらのサイト「音楽方丈記」に詳しく紹介されています。 |